三 度目は真狩口。6時に登山開始、雲が切れていない。頂上は厚い雲がかかっている。記帳を済ませ薄暗い坂道を辿り始める。何度登ってもキツイ登りで私にとっ ては8合目辺りが一番つらい。吹き出す汗は塩分を失って身体の動きが悪く一歩がきつく感じる。8合目を過ぎ、避難小屋方向へトラバースすると頂上は近く見 える。田 高校のスキー部が駆け足で登り降りするのに出会った。若いエネルギーを感じて自分の老化を思い愕然として、近くに見える頂上が遠く、一歩が重い。雲海が切 れた。いつもこの眺めに騙されて登ってくるのだ。同行したTakeさんは私を置いて単独で頂上を目指した。少し心配だ。過去に十人以上の登山客の命を奪っ ている山でもあるのだ。幸い好天に恵まれたし紛れやすい分岐は無いので概ね大丈夫と割り切る。 しかし彼はこれが響いて下山には完全にグロッキーでやっと の思いでたどり着くことになる。 この山は5合目を過ぎるまで実に単調できつい登りがあるだけなのでまるで罰ゲームなのだ。以前の2回は1984年と 1985年、比羅夫口から息子と二人だった。二回とも息子は父親に騙されて登ったが、これに懲りて二度と登山はしなくなった・・・・。 そして6年後の2009年9月は雲の中だった。昔の写真は一番下です。  
 なんじゃ?キノコ  フデリンドウ    ミヤマナナカマド  七合目の雲海
 八合目で  オンタデ  八合目をこえる  イワギキョウ  アンヌプリと倶知安の町並み
 避難小屋分岐から  九合目で避難小屋分岐  避難小屋分岐のアザミ  ウメバチソウ
 お鉢の底  真狩標識  山頂  火口の斜面にお花畑が広がる  真狩標識からの山頂
 ミヤマリンドウの花畑  一瞬ガスにかくれる  山頂標識へはもうすぐだ。  お鉢の縁  山頂から倶知安の町並み
 山頂から南の雲海  山頂標識からみるお鉢  山頂標識から北をみる。  真狩標識で  9合目から180度の展望


 1984年山頂から  1984年山頂から  1984年山頂から

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