08: 03登山口を目指して出発。とても良い天気に恵まれ参加者全員無事山頂を極めることが出来た。参加メンバーのうち3名は姿かたちはヒトでも中身は熊で平地 を歩くより早くナント!他のメンバーから90分も早く頂上に立った。なんと熊離れした人達か!。500m付近から雲が濃くなって、山頂の展望は望み薄かと 思いきや、晴れ男は健在!俺はやっぱり晴れ男だぞーー!と膝と大腿部の痛みに耐えて雄叫びを上げた。山頂は完璧なまでの晴れだ。突然見える、山頂の360 度パノラマは写真どおり、うわさどおり。しかし、登山道のアプローチが随分長い割には登山者にとってこの山は今一つかもしれないと感じたのはおじさんだけ ではないようだった。でもこの山は修行の山なのでそれも修行の一つかも知れません。
 

2004年9月26日急斜面の登りにかかる前に「ひろば」で休憩。中央がえりも山岳会会長の小川さん。ここまで来るのも結構長いながーいアプローチを,た だひたすら歩くだけ。 この日辺りは徐々に雲に覆われ始め、足元はジットリとして、きのこや苔は元気はつらつ。しかし蒸し暑い!晴れ男のジンクス危うし! ということで・・。



きつい登りの途中でよく見かけたきのこ。じっくり覗くと結構メルヘンチック。傍でNさんの奥さんがしきりに「小人でも住んでるみたい」とかなんとか話しか けてきたので、おじさんAもついつい外見とはまるで想像なんてできない、「メルヘンおじさん」になりかかった。が、キツイ登りがおじさんAを正気に戻し た。









雲を抜けたのか、切れてきたのか?よく判らないがここいら辺りからやっと晴れ間が見えてきた。山頂は期待できそうだとおじさんAは期待して少し張り切ったが、まだまだ山頂は遥かかなたでキツイ登りがまだまだ続くことに気づいたのはずーっと後だった





安産岩母の胎内」、、、、この岩の間を潜り抜けて上をめざす。おじさんはこの年になって母の胎内を潜りなおすことになろうとは、夢にも思わなかった。しか も帰りもまた潜ることになる。すごく複雑なきもちになったが、思い起こすとここは信仰の山なので納得してしまった。



母の胎内を通り抜け、生まれ変わった気になってみたが、左を向くと隣の剣岳山頂はまだ上で、コースは直登に近く思い切りきつい。足が前に出ない。羊蹄山の 登りを思い出した。、、、それほどでもないか。気がつくと周りは誰もいない!。カメラをいじくっているうちに追い越して行っちまったらしい。我が登山隊 は、今回も例外なくマラソンの終盤状態になっていた。  このとき、人間離れした例の3人は山頂に迫っていたのだが、、、。おじさんは独りで黙々、喘ぎな がら高度を稼ぐのであった。



登りの疲労を忘れる一瞬だ。 気がつくと雲が足元に、その下は十勝平野がひろがる。 木々は秋の気配だけで夏の名残を色濃くとどめていた。足の痛みを忘れてシャッターを切った。









父にも胎内が有ると知ったのは、このとき初めて。びっくり!   
父の胎内にも潜るってのはあまりゾッとしねーなぁ

右隣の峰がキレイに見えたので、また1枚。 なんでもトナリのものはよく見えるってか?



剣岳に雲がわき始めた。山頂の眺望に不安が掠める。 「三脚まで担いできたんだから、晴れてくれよ。」と祈る気持ちの真摯なおじさんでありました。隣の峰がキレイに見えたので、また1枚。 
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